大企業への転職はデメリットも!?大企業への転職で後悔しないコツを教えます
「大企業最高〜\(^o^)/」だと思って転職したら…
大企業は福利厚生がしっかりしている、給料が安定している、銀行や電力会社位になると例え経営が危うくなっても税金でなんとかしてもらえるから簡単に潰れないし、でかい仕事もできるし、友達にも自慢できる…
様々な理由で大企業への転職を希望する人は跡を絶ちません。
特に29歳以下という年齢の転職で考えた場合、「新卒段階での就職先を決める就職活動で失敗した…」こうしたことからリベンジで第二新卒として大企業への転職を狙う人、「新卒として入社した企業で20代後半まで頑張ったけどさすがに中小のブラック企業は疲れた…」こうしたことから大企業への転職を考える人が目立ちます。
では、本当に「大企業最高〜\(^o^)/」なのでしょうか?
実は20代であっても大企業への転職は必ずしもいいことばかりではないのが事実です。
そこで、ここでは特に20代で大企業への転職を考える人にしっておいてほしい大企業への転職のデメリットを紹介します。
なんとなく大企業に転職して「こんなはずじゃなかったのに…(;_;)」とならないよう大企業への転職を目指しているのならば一度目を通しておくことをおすすめします。
(なお、大企業へ転職するにはどんな手段を取るといいのか?大企業への転職で後悔しないコツを最後に紹介します。大企業へ転職を考えている場合には是非ご覧になってみてください。)
自由がきかない
もしもあなたがこれまで中小企業やベンチャー企業に勤務していた、もしくはフリーターとして働いていた20代で、初めて大企業への転職を考えるのならば「自由がきかない」ということは覚えておくといいと思います。
とにかく大企業の場合には自由がきかないというのが基本です。
それというのも、大企業の場合には会社は基本的に全国にありますから、まず勤務地は選べません。
全国転勤が覚悟できないようならば、それだけでも大企業でやっていくのは難しいですし、そもそも転職自体面接で振り落とされる可能性が強いのが現実です。
また、大企業だと20代・30代どころか40代、50代、60代も沢山の人がいます。
それゆえに20代・30代で何を提案した所で通らない事がほとんどです。
仕事に関する提案をした所で「若い奴が何言ってやがる」と言うことで有耶無耶にされることもありますし、例えあなたの提案が通ったとしても多くの人を通してその意見が上に行くため、その提案が通る頃にはあなたが考えていたものとは全く違うものとなり、また提案者もあなた以外の全く違う人が提案した形になってしまう…なんてことも少くありません。
中小企業ならば実力を発揮することができるような人でも大企業に転職したがためにその実力を腐らせてしまう…ということは珍しくありません。
結局は「実力よりも企業内での人脈」が重要視されることも多いのが大企業の実態です。
ブラック企業以上の働き方を求められる可能性もある。
ブラック企業に勤務しているのが辛いから、大企業へ転職したい…こんなふうにあなたが考えているのだとしたら要注意です。
それというのも、大企業だからといって必ずしもブラック企業ではないという保証はないからです。
確かに表向きの福利厚生は中小企業と比較して大企業の方が整っている事が多いです。
しかし、実態を確認してみると案外ひどい所があります。
必ずしも「大企業=ホワイト企業」というわけではないのです。
また、企業自体は比較的ホワイトな企業といってもいい状態であっても「上司」がブラックな働き方を求めるのでそれに従わざるをえない…ということもあるので要注意です。
それというのも、大企業の場合、例えあなたの上司となるような人でも今後出世コースから少しでも外れたら一生そこから上には這い上がれません。
中小企業だったら一定の年齢が来れば例え出世コースから外れようともそれなりの地位に就かせてもらえることもありますが、大企業の場合そもそも人が多いので一人ひとりの社員にかまっていられる状況にありません。
例えあなたの上司であっても出世コースから外れれば、もう一生そのままなのです。
…となると、上司の中には「とにかく結果を出さなければ!!」と言うことで出世のために一生懸命になる人は少なくありません、むしろ多い。
企業自体はホワイトでも「その上司の下についたがために“どブラック”」ということすらあるのが現実です。
意外とこれで失敗する人も多いので要注意です。
“中途入社組”は肩身が狭い…
転職によって大企業へ就職しようと考えた時に注意すべきは、大企業の場合“中途入社組”は肩身が狭い…事が少なくありません。
それというのも大企業は新卒段階で相当の人数を採用します。
また、新卒で大企業に入社した人達の多くは「大企業に就職した!!」というプライドがあるため、例え仕事が面白くなかろうが、給料が安かろうが、出世の見込みが断たれようがとにかく会社にしがみつこうと言う人が少なくありません。
それゆえに離職率は低く、離職率が低いゆえに中途採用も少ないという状況です。
そして、中途採用が少ないとどうなるか?
中途入社組に対する配慮というものは必然と少ない状況といえます。
本来ならば説明しないとわからないようなその企業独特のルールであっても中途入社組がそれを「知らない」といっただけで「所詮は中小企業にしか入社できなかった奴だからこんなことも知らないんだね」というような評価を受けることも少なくありません。
新卒入社組にはプライドの高い人が多いので、中途入社組はこうした人達とうまくやっていく事が必要となります。
大企業からは意外と転職しづらい…
「能力のない中小企業の人間が大企業への転職は難しいが、大企業の人間は優秀だから中小企業へは簡単に転職できる」というような偏見を耳にしたことはありませんか?
これ、実は大嘘です。
大企業出身者がこのようなことを吹聴しているのかもしれませんが、まずこんなことはありません。
確かに中小企業から大企業へは転職しづらいですが、それは能力の問題ではありません。「専門性」の深さが違うからです。
また、大企業から中小企業へは簡単に転職できると思っている人も少くありませんが、これは大間違いです。大企業から中小企業への転職というのは意外と厳しいのが現実です。
それというのも、中小企業の社員と大企業の社員を例えるのならば、中学校の先生と大学の教授を比べるようなものです。
中小企業の社員は一人で比較的幅広い業務を担当することが求められる一方、大企業の社員は深い専門性を求められるからです。
では、中学校の先生と大学の教授を比べてどっちが優秀か?分かりますか?
…
……
………
答えは「どっちが優れているということはない!!」「比較することは出来ない」となります。
確かに深いことを知っているのは大学の教授です。でも大学の教授が中学校で教えたとしたらどうでしょうか?
例えば、「社会科」だとして中学生に東京大学の教授が専門の研究テーマである「中世フランスの農民生活における百年戦争の影響」を3年間みっちり授業したとしたらどうでしょうか?
中学生は「優秀な先生に授業してもらった♪」と思うでしょうか?
思わないですよね?
多分、その授業を受けた中学生は高校入試で大変な状況に陥ることになるし、親も学校もそんな先生認めないのではないでしょうか?
非常に深い専門性という観点に関しては大企業の社員は強みを持っています。中小企業の社員では手も足も出ません。
しかし、ならばその専門性が中小企業に通用するか?と言ったら通用しません。
中小企業で求められるものはこの中学校の社会の例で言えば「中学生向け社会科全般」です。決して特定の狭い分野での専門性ではないのです。
それゆえに一人ひとりの社員に幅広い業務を担当させることの多い中小企業へ、大企業からの転職希望者が来ても逆に「大企業出身者は使えない」という事が普通に起こりうるのです。
大企業の場合、そもそも「ブランド」で商品やサービスを売っていることも多く、知名度のない中小企業で商品を売ろうとした場合には大企業とは全く違った戦略を取ることが必要になるのもポイントです。
それゆえに、定年まで大企業で勤め続けるぶんには大企業の方がいいかもしれませんが、将来的に人員削減などでリストラされたりした時に転職先探しで大変な目に合うのは以外にも大企業出身者だったりするわけです。
大企業への転職で後悔しないコツ
もしもあなたが大企業への転職で後悔したくないと思ったら、どんな求人媒体を利用すべきかご存知でしょうか?
転職エージェントが最適です。
なぜなら、大企業の表面的な求人情報だけでなく、大企業の内部がどのような状況にあるのか?についてしっかり把握した上で転職することができるからです。
そもそも転職エージェントというと求人を紹介してくれて書類対策や面接対策をしてくれるので就職しやすいという事だけがメリットだと思っている人がいますが、転職エージェント最大のメリットはそこではありません。
当然転職対策も一つの魅力ですが、“企業内部のことについて非常に詳しく教えてくれる”所こそが最大の魅力と言えます。
「残業時間」や「休日出勤」「サービス残業の有無」「有給休暇が実際に使える状況にあるのか?」などはもちろんのこと、実際にその大企業で働いている人にはどんな人が多いのか?転職した際にあなたの上司がどんな人になるのか?など様々なことを具体的に教えてもらえるのが転職エージェントです。
まさにそこの社員でもなければ知らないようなことを知っていることも多いですし、むしろ社員以上に紹介する求人に関しては詳しいことも多いのが転職エージェントです。
それゆえに転職サイトなどの宣伝広告のようないいことばかり書き連ねられた転職サイトの求人情報とは全く違ったものであり、入社してから「こんなことわかってたら入社しなかったよ…」というリスクを減らすことができるのが特長です。
大企業のいい面も悪い面も教えてくれるので、企業によっては「思っていたのと全然違った…」なんて情報も教えてもらえることが少くありませんよ。
また、大企業の求人を探すと言う観点から言っても転職エージェントはおすすめです。
それというのも大企業が求人を出す時には転職エージェントを通じて非公開求人と言う形で求人を出すことが多いからです。
普通に転職サイト等に求人を出してしまうと応募者が殺到して人事担当者の余計な手間が増えてしまうため、まずは転職エージェントに求人を出して転職エージェント側で非公開求人として特定の人にだけ求人を紹介するという方法を取ることが多いのです。
もしも、あなたが大企業へ転職したい!!と思うなら、入社後に後悔したくない!!と思うなら転職エージェントを活用することをおすすめします。
29歳以下の転職に強い転職エージェント
以下で紹介するものはいずれも厚生労働大臣の許可を持つ企業であり、法律で無料で転職支援することを定められた転職支援サービスなので、料金の心配も必要ありません。
リクルートエージェント
業界最大級の求人数を誇る転職エージェント。あらゆる業界・職種の求人に幅広く対応していることから他の転職エージェントでは見ることのできない独自の求人も多数保有しています。日本各地に16箇所の拠点があることから地方でも使いやすいのはもちろん、初めての転職での利用者が多いので転職が初めてでも安心して利用できます。⇒リクルートエージェントの求人情報を確認する
ハタラクティブ
20代の若手社会人の就職・転職を専門とする転職エージェントです。未経験からの就職に力を入れており、特にサービス業への就職に強く、トラック運転手や給食調理員などへの就職実績もあります。施工管理(主に現場監督)やデザイナーへの就職実績も豊富です。⇒ハタラクティブの求人情報を確認する
就職カレッジ
就職経験がない場合、または短期離職が原因でうまく就職できない場合、特に役立つ転職エージェントです。離職率の高い業界の求人を一切排除し求人を厳選することから、就職後の離職率が非常に低いことを特徴としています。⇒就職カレッジの求人情報を確認する