転職サイトの「残業なし」は本当?本当の“残業なし”企業の見つけ方
転職サイトに「残業なし」ってあるけど…本当?
転職を考えた時に利用する人が多いのが、いわゆる転職サイト。
自宅でも電車の中でもそして職場でも(!?)気軽にアクセスすることが出来て、簡単に転職先探しができるのですから、転職を考えたあなたもすでに使っているかもしれませんね。
職場で転職サイトをチェックすることは問題を起こす原因となるのであまりやらない事をおすすめします^^;
そして、そんな転職サイトをチェックする時気になるのが「残業なし」といった表現だったりするのではありませんか?
転職を考える人の中には「残業」がきつすぎて、仕事と給料とが釣り合っていない!!と考える人は多くいます。
そんなことから「転職先には“残業なし”の企業を選びたい!!」と考える転職者も少なくありません。
そこで、ここでは転職サイトにある「残業なし」は本当なのか?そして、本当の“残業なし”企業の正しい見つけ方について紹介していきたいと思います。
転職サイトの「残業なし」は本当か?
転職サイトをチェックすると「残業なし」の項目や「残業少なめ」といった項目を目にすることがあります。
そうした項目があるということは当然それらの項目にチェックを入れて求人を探せば「残業なし」「残業少なめ」の企業の求人が沢山出てきます。
でも、これって本当「残業なし」「残業少なめ」の企業の求人なのでしょうか?
確かに企業によっては本当に「残業なし」「残業少なめ」であるがゆえに、転職サイトでこの様に表現している企業も少なくありません。
しかし、あなたが懸念するように一部「残業は当たり前」の企業、そして「ブラック企業並みの残業を強いる」企業の求人も転職サイトには存在することもあるので要注意です。
では、何故この様なことになるのでしょうか?
それは、転職サイトは「求人広告を出した時点」で広告費用がとられるため、一定の期間内に多くの転職希望者の目にとめてもらい、応募してもらわなければならないからです。
少しでも短い期間で多くの人に応募してもらいたい!!となったら、自ずと条件は緩めに記載し、“好条件”の求人に見せなければなりません。
「残業なし」「残業少なめ」と記載することによって「残業」が気になる人にもとりあえず目にとめてもらい、応募してもらうという事ができなければ求人広告費ばかりがかさんでしまい、出費ばかりが多くなってしまいます。
それゆえに実際には残業があっても「残業なし」、ブラック企業のような残業があっても「残業少なめ」と記載する企業も跡を絶たないのです。
転職サイトにはまともな企業の求人も沢山あるので「残業なし」「残業少なめ」の記述は一つの目安にはなりますが、一方悪質な企業の求人が混じっていることもあるので少し注意が必要なことは覚えておいて下さい。
本当の“残業なし”企業の正しい見つけ方
では、本当に“残業なし”の企業、“残業少なめ”の企業を見つけるにはどうすればいいのでしょうか?
基本的には実際にその職場で働いている人に確認を取るという方法が間違いのない方法なのですが、もしもあなたが転職を考える職場に話しを聞ける人がいない場合には一度転職エージェントに相談するというのがベストな方法です。
何故“残業なし”“残業少なめ”の企業を見つけるのに転職エージェントが役立つのでしょうか?
それは転職エージェントの収益構造と関係してきます。
転職エージェントは転職サイトとは違い「転職者が転職し、企業に定着した段階」で初めて本当の利益を手にすることになります。
ここがポイントです。
転職サイトの様に求人広告を紹介した段階で利益を手にすることができるのではなく、あくまでも「転職者が転職」する事が大前提であり、その後「企業に定着する」事が利益を手にする条件となっているのです。
そして、“残業なし”“残業少なめ”の企業を見つける時には特に後者の「転職者が企業に定着する」事ができるかどうか?が関わってきます。
それというのも、転職エージェントによっても若干異なりますが、転職後6ヶ月以内に転職者がやめてしまった場合、手にした報酬のほとんどを企業側に返金しなければならない事が珍しく無いからです。
もしも転職エージェント側が「“残業なし”の企業ですよ」と転職者を騙して“残業が当たり前のようにある”企業を紹介したらどうでしょう?
転職者だって馬鹿じゃないのでそんな企業辞めますよね?
もしも転職エージェントが「“残業少なめ”の企業ですよ」と転職者に紹介した企業が“残業盛りだくさん”だとしたらどうでしょう?
労基署に駆け込む労働者だって出てきかねません。
そうなるとどうなるか?
転職エージェント側はほとんど利益にならないことは当然のこと、大切な顧客である転職者から不評を買います。
今のことだからSNSなんかで「あの転職エージェント、“残業なし”とかいいながらめちゃくちゃ“残業だらけ”の会社普通に紹介してくる!!」と大々的に宣伝される事も決して珍しくありません。
これって転職エージェントにとっては大きな痛手です。
また、企業側もいくら転職エージェントに支払った報酬が返金されたとはいえ「やめてった奴に払った給料や社会保険料の数十万から数百万はどうしてくれるんだよ!!」ということになります。
おまけに人が不足しているわけですから企業にとってはふんだり蹴ったりなので、「いい加減な人材を紹介する転職エージェントに求人依頼なんて二度としない!!」ということになります。
もうこうなると転職エージェントにとっては死活問題ですよね^^;
ですから、こうした事故が起きないように転職エージェントはしっかり紹介する企業について調べていますし、その調べた情報を元にあなたに転職先を紹介します。
「本当に残業がないのか?」はもちろん、「残業があるとすればどんな時に?どのくらい?」の残業が求められるのか?など様々な情報を持っているのが転職エージェントです。
もちろん、それぞれの転職エージェントの力にもよりますが、中には企業の部署ごとの残業の違いなどまで細かく理解しているなんてこともあるほどです。
それゆえに、もしもあなたが本当に“残業なし”“残業少なめ”の企業を求めているのならば、転職エージェントはあなたの転職に役立ちます。
もちろん、“残業なし”を徹底する場合などには紹介してもらえる求人がなかなか見つからない…ということもありえますが、“残業少なめ”ならば決して珍しくありませんし、本当に残業の少ない求人を紹介してもらえる可能性は十分にありますよ。
転職エージェントで求人を紹介してもらうこと自体は無料ですし、何より入社後に「こんなに残業があるなんて…」とならない企業へ転職できます。
もしも“残業なし”“残業少なめ”の企業への転職を考えるのならば、一人で転職サイトを使って転職というのもいいですが、より間違いがないのが転職エージェントを利用した転職活動です。
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